Life is not easy, but hope is exist ....

不登校でひきこもりの息子16才。笑って日々を過ごしたい母は今日も…。

地獄の扉、開く

内定をもらった。

信じられない。

書類選考の時点で落ちたと思っていたのに、面接試験を受けろと連絡がきた。

しかし面接も試験も、思い出すだに恐ろしい出来だった。

 

正直、うれしい。

1年以上、うれしいことがなかったから

もうどんなふうに喜ぶのか忘れてしまったくらいだ。

そして、不安と恐怖。

 

新しい職場で味わう劣等感に、私は耐えられるだろうか。

もう若くはない。

人生は崖っぷちで後がない。

 

崖っぷちから生きる道を、生きてみるか。

What is going be happen to me.

 

これ以上傷つかないために

引きこもりを抱えている親が一通りの錯乱とパニックを経たその後。

自分たちが死んだのちも、なんとか食べていけるように

バイブの道を考える。

私もまさしくその一人だ。

 

学歴と無縁の仕事は何か。

在宅でなんとかならないものか。

年金は。生活保護は。

親はみな同じような思考をたどる。

 

今はまだ自分も動ける。

少しでも収入を増やすため、転職も視野に入れる。

自分だって鬱で服薬して、眠れぬ夜をやり過ごしているというのに。

 

食べ物の味がおかしい。

食は細る一方なので、体重が激減した。

 

そんな状態にありながら私は転職するため、面接と試験を受けた。

無謀で愚かな行動だ。

 

面接官からの質問に必死で食らいつくが、泥沼にはまって抜けられない。

自分でもいったい何が言いたいのか、空回りする。

 

だめだ。落ちた。

 

今はどんな行動も裏目に出る気がする。

精神的にこんなにボロボロなのに、はつらつとした笑顔で

面接などこなせるはずもない。

 

合否はまだだが、面接試験からずっと自己嫌悪で吐き気すらする。

5㎞くらい穴を掘ってその中から二度と出たくない。

 

子育ても失敗した私が自己アピールなんて、

何より自分が耐えられない。

 

今は落ち着こう。

今の仕事を大切にしよう。

守りでいい。

現状維持が精いっぱいなのだから。

 

ひっそりと命を絶つ前に

 大阪で55歳の母親が通信制高校に通う息子(16歳)を

刺殺し、自殺したようだ。

母子家庭だったのだろうか。

通信制高校に通っていたということは、様々な理由が推察されるが

中学を卒業する段階で、全日制を選ばず入学したのか、

何らかの困難があって全日制の高校から通信制へと転入したのか。

家庭の経済的事情、いじめ、不登校

などと、想像している。

 

かつての私は、なんらかの理由で高校をドロップアウトした子供に

同情的にではあるが、他人事として片づけていた。

が、今朝のこのニュースには完全に打ちのめされた。

私の未来の姿かもしれない事件が起きたからだ。

 

55歳のこの母は、完全に孤立し、なすすべなく、絶望と共に

刃物を息子に向けたのだ。

これは殺意ではない。

人間が最も耐えることの難しい、出口なしの完璧な絶望からの

甘美な逃走なのだ。

これを終わりにしたい。

一日も、一時間も、もう耐えられない。

死ねばこれを終わりにできる。

抗いがたい誘惑。

によって行われた心中なのだ。

無名な母と息子が悲劇的にこの世を去った。

ほんの数分で忘れ去られるこのニュースに、私は打ちのめされ

何かをしなくてはならないと、数か月ぶりにブログを開いた。

その何か、とは母たちをなんとかして救いたい、という

だいそれて不遜な希望だ。

 

ある日突然訪れる、我が子の停滞と不適応。

自分の子供だけがメインストリームからこぼれ落ちる

残酷な現実。

母としてのアイデンティティの崩壊。

作り上げてきた親子の信頼関係の瓦解。

パニックの嵐。傷ついた子供へ最も発してはいけない非難の言動。

最終的には子供の奥底にかろうじて存在する

「愛を受け入れる柔らかさ」を錯乱状態のまま踏みつぶすのだ。

母親が。

ああ、私がそのもっと手前で彼女を救えなかったのだろうか。

最愛の子の首に刃物を突き立てるまえに。

他の子供達の行く道には、我が子はいかないかも知れない。

が、必ずあるんだ。

もうひとつの道が。

死ななくてもいい、歩いてゆける数本の道が。

 

 

 

週末はイベント

今夜は息子が風呂に入った。

10日ぶりくらいだろう。


思春期の男子が10日も風呂無し、パジャマ着たままでいると、さすがに匂う。

何よりそのいでたちは家庭内ホームレスそのもの。

見苦しいの一言に尽きる。


でも週末はゲームのイベントがあるらしい。

SNSだから家庭内ホームレスだって一緒に遊ぶ仲間に見えやしないけど。

いそいそと入ってた。


彼にとっては、もはやゲームしかない。

唯一の承認の場。

ゲーム基準でしか動かない。


これが良いのか全くわからない。

カウンセラーはゲームを取り上げろと言う。


でも…

息子の笑顔が見たい。

いそいそと風呂に入る息子に会いたい。


安定剤を一カ月分処方

眠るために、何カ月も安定剤を服用している。
睡眠のために1日を過ごしていると言ってもいいくらいだ。
朝はたいてい5時半には起き、そのあとには一日中ノンストップだ。
夜の睡眠のために。

布団に入ったときに、息子のことを考えずに、眠りに落ちることができるなら、なんだってする。

なぜなら去年の夏、息子は不登校になり家に引きこもっているから。
本来なら4月から高2になるはずだった息子は、昼夜逆転ゲーム漬けの日々。

今日も夕飯にさえ起きてこない。
日中もきっと寝ていたに違いないのに。

精神的にも身体的にもギリギリの私だか、仕事だけは続けている。
もし専業主婦で家にいたら、とっくに息子を刺していたろう。

16才の息子が学校に行かず、精神を病んでいく。

これが母である私の背負う十字架なのだ。